*初恋*

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 2011年ありがとうございました! 入江の家に遊びに行こう -2-
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「二次創作」
中編

入江の家に遊びに行こう-1-

 
 2011年ありがとうございました! 入江の家に遊びに行こう -2-
「目指せ!友達以上恋人未満」に出てきたA組のオリキャラがわんさか出てきます。そんな中、渡辺くん視点で進む、変なお話です。
オリキャラは苦手という場合や、そもそも「目指せ~」の雰囲気が駄目だった、という方はウィンドウを閉じてくださいませ。


(すっかりアップした気になっていて、よく見てみたら「公開」設定になっていなかった、という(汗)。
す、すいません!!自分では5日にアップした気になっておりました…。ボケすぎだ、私!)





 それは、日差しの暖かいある冬の日のこと。
 
「…よな」
 
 次難しいことを考えていたわけでもなく、ただぼんやりと、次の四限目が終われば昼休みだよな、腹減ったなー程度のことを考えていた俺は、目の前の席に座る加藤がぼそっと呟いた言葉を聞き逃していた。

「え?なに?」
「いや、だからさ。入江ん家に行ってみたいよなって話」

 入江の家?
 なんでそんなところに、と俺は思った。
 
「渡辺だって興味あるだろ?」
「入江の家に?別にないけど……」

 俺と入江の付き合いは初等部からの奴らに比べたら長いわけじゃないけど、それでも何回か入江の家には行ったことがある。
 会社社長だけあって一等地にあるし、上物はデカイ。だけど、別に俺は建築家になりたいわけじゃないから家の構造がどうのとか、立地がどうのとかに興味があるわけでもなく、当然インテリアだってわからない。
 でかいな、すごいなとは思えど、それだけだった。
 俺が心底から加藤の言葉を理解していないと思ったのか、加藤がチッチッチと人差し指を左右に振る。
 …古いな、お前。

「あの入江の家だぞ?」
「知ってるよ。何回か行ったことあるし」
「それって、いつ?」
「一年とかの話だけど」

 そういや、最近は行ってないな。
 別に避けてるとかじゃなく、用がないからなんだけど。俺も入江も、友人とはいえベタベタ付き合う方じゃないし。
 加藤は俺の答えを聞くと、にやりと笑った。
 その顔がなんか悪いこと考えただろ!?って言いたくなるような顔で、俺は思わず顔を引き攣らせる。
 だが、その顔は他の奴らの興味をひいたらしい。
 山田と峰岸が寄ってきた。修学旅行で共に戦い抜いた戦友達だ。(俺たちの7時間戦争、参照)

「何だよ加藤、悪い顔して」
「いや……なぁ、お前らも入江の家気にならねぇ?」

 俺の肩にどんっと腕を置いた山田が、入江の家?と鸚鵡返しに呟いた。そうだよな、なんでいきなりって思う―――。

「気になるに決まってるだろ!!」

 ……思わないのかよ。
 大きく頷く山田の横で、峰岸がうんうんと頷いた。

「そりゃ気になるよな。あの相原と同居だろ?いっくら父親同士が友人だって言ったって、同い年の女がいるんだぜ?入江がどんな生活してるか、気になるじゃん」
「ああ、そういうことか」
「渡辺、わかってなかったの?」

 俺は頷いた。
 単純に「入江の家」という入れ物しか考えてなかったんだ。それに、入江個人に友情以外の興味はないし。
 まあ、こいつらだって入江個人に興味があるというよりも、本当に興味があるのは琴子ちゃんという存在なんだけどね。
 すると、加藤が机の中からおもむろに一冊の問題集を出した。
 T大受験者用の、半端なく難しいやつだ。

「ここに、俺が全く理解できない問題が出ている本がある。渡辺、わかる?」
「お、俺?」

 開かれた問題集を覗きこんだ俺は、ぎょっと目を剥いた。
 うーん……わ、わからん。いや、ゆっくり時間をかければわかるのかもしれないけど、この僅かな時間で答えを導き出せと言われても無理だ。
 そう言うと、加藤はまたニヤリと笑った。

「じゃあさ、これをみんなで入江に教えてもらおうぜ」

 はぁ?入江に?
 俺は思わずぽかんと口を開けた。だが、山田が「それいいな」と笑う。

「F組に教えてやったって話も聞くし。同じクラスの俺たちだって、天才にご教授願ってもいいよなぁ?」
「つまり、それで入江ん家に行こうってことか」
「そういうこと!」

 加藤……お前、本っ気で暇なのか。センター試験も近いのに。
 しかも、明らかに生き生きしている。こいつって、もしかしたらお祭り気質なのかもしれない。
 俺は今さら知るクラスメートの性格にため息をついた。
 加藤の発想はともかく、入江がOK出すとは思えないんだよね。
 どういう風に話を運ぶんだか……半ば呆れながらそう思っていた俺に、加藤がずいっと問題集を押し付けた。

「ってわけで、渡辺、話つけてきてくれよ」
「え、俺!?」
「お前が一番自然だろ。入江が友達って言うの、お前くらいだし」

 お前ら、入江に「友達」と認識されていないのを承知で、家に上がり込むつもりなのか……。
 いっそ気持ちいいほど図々しいな。
 
「メンバーは、渡辺と俺と、山田と峰岸。マジでその問題はわかんねーから、入江の力を借りたいのは本当なんだ」
「オマケもあるってことだろ?」
「言う必要ないし」

 …まぁな。
 入江をはめるような真似は気が進まないけど、俺も、琴子ちゃんに冷たいようでそうでもない入江が、家だとどういう感じで過ごしているのかは気にならないわけじゃない。
 いやほら、修学旅行でけっこう…思いの外優しかったし。
 あんなに近くにいることを許してるんだから、本人が認めるかどうかはともかく、それなりに琴子ちゃんのことは気に入ってるし、満更じゃないんじゃないかとは思ってるんだ。
 だから、証拠が見れたら嬉しいなーとかね。思わないって言ったら嘘になる。
 


 俺は、トイレから戻ってきたのかハンカチで手を拭きながら教室に入ってきた入江を見た。
 お前がいない間に、悪巧みが進んでるぞー。
 俺も片棒担ぐんだから、言わないけどさ。

「じゃ、検討を祈る」
 
 加藤、山田、峰岸がポンポンポン、と俺の肩を叩いていく。
 うーん、すごいミッションを与えられてしまった。けっこうな難易度だ。
 でも、難しいことほどチャレンジしたくなるのは、俺の悪いところでもあるし、良いところでもある。
 やるだけやってみるか!







時期的には青い入江(笑)。


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~ Comment ~

ブラボー!加藤くん♪ 

miyacoさん こんにちは~
更新ありがとうございます。
いやっほー!!大好き渡辺くん。そしていい味出しまくり
加藤くんとその仲間たち(笑)
A組のみなさんには前回も大爆笑させられまくりました。
そう・・・A組ですよねこの方たちも。なんだかF組の
乗りになってますけど、彼らも同じ高校生だものね♪
入江家に乗り込んで、直樹と琴子にどんな反応を
見せるのかワクワクです☆
紀子ママもなにか拍車をかけそうな予感・・
次回、楽しみにお待ちしていま~す。

こんにちは! 

このシリーズ、すっごい好きですぅ!
A組の彼らを再び登場させてくれてありがとうございます!(ぶっちゃけ、名前は加藤しか覚えてませんが…汗)
修学旅行のあの夜、イリコトのイチャイチャに相当悩まされ、トイレへ駆け込み…同志の彼らですね(笑) 
あれだけの苦痛を味わされたのですから、お宅訪問くらい容認!(と、私は思う!)
渡辺くん、うまいこと芝居できんのかな?加藤、山田、峰岸(山田と峰岸…ごめん、記憶になかった…笑)までお宅訪問できるのか?
続き楽しみにしてます!

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モンモンよ、再び?!笑 

今更ですが、明けましておめでとうございますe-342今年も足繁くv-29通わせて頂きますe-343宜しくお願いしますv-435なんて言ってる矢先から、夫の年初イベントへの同行に振り回され、やっとの「自由の身e-319」のはず・・・。
さて、加藤くん、ますます良い味だしてますね~笑。修学旅行の夜v-344モンモンタイムe-275を共に過ごした「イヤンな戦友」(笑)、やはり、秀才とは言え、健全男子な彼らは「秀才」よりもv-439健全v-346な方に興味津津のようですねv-363笑。一晩、異性と平気で(それも密着して笑)、同じ布団に寝て居られる2人の、学校以上に、無意識で無防備なv-402行動をまざまざと見せつけられ、v-67に蹴られて、「ノックアウト~v-218」な顔した面々の画が浮かぶのは私だけv-361v-363爆笑。「難問」は入江くんの手によって易々と解けども、違う「モンモン難問」に悩まされるのではv-361笑。おっと、その前に、渡辺くんの大仕事、無事e-319入江くんを言いくるめて、e-112入江家への招待状e-108を手にする事が出来るのでしょうかv-361v-363続きも楽しみにしていますv-341
v-282大仕事v-511を数ヵ月後に控え大変な時にも、年明け早々にe-334e-303ありがとうございますv-424v-424もうしばらくは、お話の出産も、頑張って頂けるとの事で、嬉しいですv-424ご無理なさらず、ボチボチのお話出産楽しみにしてますv-341

>まぁに様 

>まぁに様

こんばんは!
渡辺くん、私も大好きです♪彼、入江くんを見る目が優しいので♪
そう、彼らはA組……でも、イロイロ敏感なお年頃!興味がないはずがない!と相変わらずの高校生男子へのイメージで仕上げております(笑)。
中編ですのでかる~く済ませる予定ですが、青い入江から漂うちょっとした反応を楽しんでいただければいいなと思っております。ママ出てくるかな、どうかな?ふふっ。
日付変更ごろに更新予定ですので、そこも是非ご確認くださいませ(^^)

>あけみ様 

>あけみ様

ありがとうございます~!
A組の、頭だけではなくイロイロと興味津々な彼ら(笑)。懲りずに入江家に乗り込みます♪
あんな目にあえば気になりますよねぇ。ふふふ…。

彼らが入江家で何を目にするのか(って、青い入江なわけですが)ぜひお楽しみいただければと思います(^^)

>ちぃ様 

>ちぃ様

青い入江くんですので、べった甘にはならないのですが……青いなりの、ね?アレを見せてくれるのではないかと期待しております♪
渡辺くん良いですよね!彼、イリコトや入江くんに対して見る目が優しくて。そういう立ち位置も大好きです(^^)

青い入江くんにぎょっとするメンズ(この言い方好きです♪)をお楽しみくださいませ!

>あやみくママ様 

>あやみくママ様

修学旅行は公共の場ですが、今度は自宅ですからね♪無自覚でどこまでやってくれるのか、私も楽しみでなりません(笑)。
A組男子が何を目にするのか、先ほどアップしましたのでぜひぜひ見てやってくださいませ♪

6月予定日なので、悪阻は去年のうちに終わりました~(^^)丁度11月くらいがピークでしたね…上の子の時は幸いなことに悪阻がなかったに等しかったので、ちょっとの匂いでトイレと仲良ししてました(^^;でも、麦茶やお茶もダメって、あやみくママ様はかなり大変だったのですね!あわわ……二人ともがそれでは、三人目なんて怖くてっていうのわかります。ええ、あやみくママ様よりもずっと軽いであろう悪阻ですらああでしたから、もう想像するだけでぞ~~ってしちゃいます(><)お疲れ様でした!

>REE様 

>REE様

あけましておめでとうございます!こちらこそ、よろしくお願いいたします(^^)
年初イベントへの同行、お疲れ様でした。私なら何としても拒否したくなるような響きです、同行……(汗)。

イヤンな戦友たちが、さらにイヤンなものを確認しようと新たな戦場に乗り込むようです(笑)。
いかに勉強ができたって、イヤンウフンなアレコレに興味がないわけがない!というわけで、今回もmiyaco的勝手な男子高校生イメージに基づき、興味津々な彼らがイリコトを見ちゃいます♪
続きは先ほどアップしました。REE様のご都合のよろしい時にでも見てやってくださいませ!

大事なお仕事……そうですね、頑張ります!そして男の子なら直樹とつけて、イケメンと天才の夢を……!!(←馬鹿

>ひろりん様 

>ひろりん様

青い入江くんを書くのは久しぶりで、あまりの青さに吹き出しながら書き進めております(笑)。
この青さがたまらんのですよね♪ひろりん様に青臭い感じと言っていただけて嬉しいです(^^)

先ほど第二話をアップしましたので、お時間ができましたら、ぜひ見てやってくださいませ♪
無自覚なイリコトを見る、青臭いA組メンズ(笑)がお待ちしております!

>来実様 

>来実様

初めまして!
お時間を割いてコメントいただきまして、ありがとうございます!

イリコトに悶々としてる彼らを気にってくださって、とても嬉しかったです~♪
頭は良くてもそこはそれ、年相応な面もあるんだよ☆な彼ら。無自覚なイリコトをわざわざ見に乗り込んでしまいますので、次話も来実様に楽しんでいただけるといいな、と思っております(^^)
お時間のある時にでもぜひ見てやってくださいませ!

>紀子ママ様 

>紀子ママ様

久々の青い入江です♪
いやぁ、青い青い…むふふ、と思いながら書き進めておりました(笑)。
アモーレNは密かな活動を見せてくれると思います。
だって、壁新聞に情報を提供するには取材活動が大事ですもんね♪

先ほど第二話をアップしましたので、お時間がよろしい時にでもご覧になっていってくださいませ(^^)お待ちしております。
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