*初恋*

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「長編」
入江直樹を知り隊

入江直樹を知り隊-3-

 
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入江直樹を知り隊-3-

(お言葉に甘えて突っ走らせていただきます☆)







 今、あたしの前にはものすごーいピンク色の嵐が吹き荒れている。
 傘も雨合羽もないあたしは、その嵐に思いっきり巻き込まれてゆーらゆら…。
 誰かお願い、あたしを助けて!!






 ――というあたしの心の叫びも空しく。
 待てど暮らせど、救いの手は差し伸べられない。る~る~と涙を零すあたしは、かろうじてみんなの声を拾ってはいるけど……もう仕事に戻ろうかな。
 でも、今席を立ったらすごく目立つよね。それも嫌。
 だって、さっきあたしってば「ゴム使ってる」なんてとんでもないことを大声で言っちゃったんだもん。しかもそういう時に限って、周囲は静まり返ってたし。
 あれ、聞こえてなかった人なんていないよ…ね。はぁ~~…。

「琴子さんの言う通りゴム使ってたとしてよ?せめて銘柄がわかれば大体わかるわね」
「まぁ、そうだろうな」

 銘柄とか大きさとか、さっきからずっとみんな言ってるんだけど。
 ねぇ、アレってそんなにサイズ別に種類があるものなの?
 男の人のものに個人差があるのはわかるけど…。
 っていうか啓太、何をすました顔で会話に参加してるの。あんた前回はちょっと冷静でみんあを止めてくれたのに、もうあたしの味方はいないのね…。

「琴子、どこの使ってるの?」

 もうこうなりゃ自棄よ!
 答えてやるんだから!

「買ったことないからわかんない」

 本当のことだもん。
 あたし、みんなが言ってるそれがどこに売ってるのかなんて知らない。ドラッグストアにあるらしいけど、自分では売り場を探したこともないし、売ってるところを見たこともないんだもん。
 これじゃみんなの望む答えじゃないと思うけど…でも、本当のことだから。
 案の定、モトちゃんも智子も啓太も、びっくりした顔をしていた。

「今日び、女の子だって自己防衛のために自分で用意する時代だってのに…」

 と啓太が呻けば。

「じゃあ入江先生が用意してるってこと?」

 とモトちゃんが、きゃっと頬に手を当てて。

「じゃあ、やっぱり中出しね♪」

 そして、さっきから天使のような微笑みですんごい爆弾を打ち込んでくる智子が、うふふっと肩をすくめてまたもとんでもないことを言った。
 だーかーらー!!
 そういうことを、こういうところで言っちゃダメなんだってばっ!

「メーカーがわかればサイズもわかると思ったのに」
「惜しいわねぇ」

 真里奈とモトちゃんが、心底惜しい!という感じに顔を見合わせた。
 惜しくないです、全然。
 あたしはこそこそと荷物を片づけながら、脱出のタイミングを図る。
 が、しっかーし!
 あたし、こういう時に逃げ出すのは苦手なのよね……そろりと立ち上がろうとしていたあたしは、モトちゃんにむぎゅっと腕を掴まれる。
 間違えて男に生まれてきてしまっただけあって、腕力は男なのよね、モトちゃん。
 綺麗な綺麗なお顔でにっこり笑って、彼は優しくのたまった。

「あたし、イイこと思いついちゃった♪」
「な、何…?」

 絶対イイことじゃない気がするけど。
 あたしは腕を離してもらえないかと、ぶんぶん上下に振りながら胡乱げにモトちゃんを見下ろした。
 啓太が小さくため息をついて、智子はニコニコ笑ってる。
 えっと……まず啓太。ため息つく程度に正気になったらこの二人を止めて!智子はいい加減正気に戻って~!

「ちゃんと道具は貸してあげるわ」
「はい?」
 
 道具?
 小首を傾げるあたしに、智子がごそごそと鞄の中から30cm定規を出す。
 ま、まさか…。

「これで計ってきてね」

 む、無理ですっっ!!!!





                                    ***********





 明日は折角のお休みだというのに、あたしの気は重かった。
 いつもならね、翌日がお休みの時は入江くんが帰ってきてから構ってくれて、その……あれなこともあるんだけど、でもまぁ、二人きりでイチャイチャするのは幸せだから、恥ずかしいし疲れるけど、いいの。
 けど今日は。
 
「どーしよ…」

 あたしの手の中には、智子に押し付けられた30cm定規。
 これで計ってこいって言われたって……入江くんにどう言えばいいのよ。
 智子曰く「息子さんの身長を計らせてって言えばいいわ」ということだったけど、そんなこと言えるわけない!
 モトちゃんは元から興味津々だし、啓太は啓太で、そんなこと言われて固まる入江を思うとザマーミロって気分になるから楽しいとか言っちゃってさ。
 みんな、どうしてそんなに入江くんのアレに興味津々なの!?
 あたしは定規をブラブラと揺らしながら、またため息をついた。
 計りたくないな。だから、無視しちゃおうかなって思う。
 だけど…。

『計ってきてくれたら、入江さんの実習中のお宝写真、あげちゃうんだけどな~?』

 …なんてモトちゃんが美味しすぎる餌をちらつかせるんだもん!!
 入江くんの実習中……昔の、看護科に転科する前には知り得なかった頃の入江くんの貴重な写真!
 妻のあたしが持たずに誰が持つ!!
 と思うと、このミッションにはチャレンジする価値が十二分にあるのよね。
 なんだけれども。

「計らせてくれるかな…」
「――何を?」

 え゛…。
 あたしはぴしっと固まった。
 独り言のはずだったあたしの声に応えた声、これは…。

「い、入江くん!」
「ただいま」

 きゃああああ~~~!!
 心の準備、まだ出来てないのにぃ~~!!??



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~ Comment ~

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j定規足りる?笑 

うぎゃ~、今度は計れとなーー叫。
皆しゃん、そりゃ、琴子にゃ無理でしょーよー笑
つか、その道に精通してる人(そんな奴おるかー!呆)いやいや、スペシャリスト?(なんのだよ?睨)でも、その、ソレを測るって笑泣。てか、この場合、通常じゃなくて(いやいや、通常でもよう測りませんって!汗)「ソレのアレな状態」(何のどんなよ?疑)を測定って事でしょ?
そんなあからさまに、定規もって来られても爆笑。測定不能になるってもんでしょ!いや、待て、アノ鬼畜の事だ、違う意味で、測定不能?定規が足りない?なんて事も・・・(あるかっ!呆汗) どう考えても、測れまい!笑 ならいっそのこと、ご本人にサイズを聞くってのは?(言うか、そんなもん!)いやいや、なんセンチとは申しません!使ってるメーカーで!(だから言うか、そんなもん!そもそもソイツはほんとに使ってるのか?)ごもっとも!
私、完全倒壊のようです!壊れた頭の中の墮天使二人の会話です。笑。このままあと二話も読んだら、笑い死に覚悟です!爆笑。けーど、ここまで来たらあとには引けません!続きも待ってます!

こんにちは 

更新ありがとうございま~す!
智子ちゃん、今回黒いねェ…(笑) えろ番長だよぉ~!
30cm定規で測ってこいだって!琴子じゃムリムリ~!入江クンの反応は?これがなかなか読みにくい!冷たくあしらうのか、いや、これでもかってくらいトドメをさす意味でぶっちゃけるのか(突然羞恥心無くなるときあるよね?)、はたまた・・・?? 続き楽しみにしてま~す!

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いやあーなかなか面白かったです
30センチ定規ってリアルで怖いけど
普通サイズで破れる(ってどんだけ!?)位だから
足りないかも、って言うか測るのか?琴子!どんだけ天然なのか? もうこのあとの展開が気になりすぎて 悶絶しながら待ってますっっ
もう笑い過ぎてにやけがとれません miyacoさん最高です

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>ちぃ様 

>ちぃ様

私の中の智子のイメージがフルで出ております(笑)
可愛い外見に騙されると実は黒い羽を持つという♪

琴子ちゃん、ついにすごいミッションを与えられてしまいました。そんなもんで計って無事で済むとは思えませんよね。さて、どうするんだろう?入江くんもどうするのか……彼なら隠し玉を持ってそうですし。
続きは近日中に!

>まぁに様 

>まぁに様

あれですよ、昔懐かしい竹でできた奴です。プラスチックじゃありません♪
ネタがネタなのに、みんな堂々としすぎですよね(笑)羞恥心<入江くんの写真、な琴子ちゃんは頑張ってミッションクリアすることができるのか!?
そう、自分で買ったこともない琴子ちゃんには、ものすご~く難易度の高いことですよね。ほんと、どうするんでしょう(笑)。

ピンクの嵐にぜひ巻き込まれてくださいませ♪次回、琴子ちゃんが(多分それなりに)頑張ります~(^^)

>REE様 

>REE様

え、嘘、足りない疑惑!?
まさかそんな…!!(笑)
そうなんですよ「ソレのアレな状態」を測定なのです。身長ならぬチ○長……ゲホゴホッ!!!(強制的に咽たようです)
使ってるメーカーでいいですよね、うんうん!いや、使ってるかどうかも琴子ちゃんの話からはハッキリ見えないわけですが……。REE様も壊してしまった「入江直樹を知り隊」のミッション。次回、琴子ちゃんに頑張ってもらおうと思います☆

>あけみ様 

>あけみ様

実は活躍している腹黒智子ちゃん♪
あの子は笑顔で鞭を装備するような印象があるんですよ(笑)←なんだそれ
入江くんがどう反応するか、私も書いてみないとわかりません!あけみ様と同じく予測を立てるのですが……これがなかなか、難しい(笑)。
続きは多分琴子ちゃんが挑戦してくれるはずですので、もうちょっとお待ちくださいませ♪

>narack様 

>narack様

智子ちゃん大胆ですよね(笑)彼女がいなくては、このお話は進まないかもしれないくらい活躍してくれています。
琴子ちゃんが知らない入江くんの写真ですから、きっと頑張ろうとしてくれるはず!
でも、すごい難易度の高いミッションなんですよねぇ。私はないけど、大学時代サークルの飲み会で男子高出身の人と喋った時「修学旅行でみんなで計って競った」という話を聞き、そうか男子校は(そういう面で)バカが多いのか、と思ったのは間違いなくこのお話で活きております(笑)
やっぱり男としては気になるんですかねぇ?あっちの状態での男のプライド。って、私も思わず暴露しちゃった(笑)すいません、忘れてください~。

細かい数字なのか、いっそざっくりでもいいから目安がほしいのか。
琴子ちゃん、ざっくりでも示すことが出来てませんからね。
次回頑張ろうとする琴子ちゃんを見守ってあげてください(笑)よろしくお願いします(^m^)フフッ

>さくら子様 

>さくら子様

怖いですよね、定規のチョイスが(笑)
腹黒智子ちゃんは自然と選んだようですが、さくら子様の感覚が普通だと思います。

入江くんが絡むと暴走…もとい、頑張ってしまう琴子ちゃん。この後どうするのか、ぜひ見守ってくださいませ♪
にやけていただけてすっご~く嬉しいです!

>白湯様 

>白湯様

おお!白湯様も隊員に!ようこそです~♪
長さと太さ……はう!確かに!!それは次回作に行かせそうな……ふふふ(^m^)
ついつい美味しい餌(写真)につられてしまった琴子ちゃんが次回どう頑張ろうとするのか、見守ってくださいませ♪

>エロ吉様 

>エロ吉様

もう遠慮なし、ノンストップです(笑)!
琴子ちゃんは当然返り討ちですよ……勝てるわけありませんもん。でも頑張ろうとはすると思うんです。
入江くんの写真がかかってるし。
メジャーのが柔軟性はありそうですよね。って、は!つい調子に乗って何てことをっ(笑)
ついつい太さもわかるかも、なんて思ってしまいました(^m^)
あ、ちなみにもちのろん(古)で元気な時ですよ!

制圧は彼らしい方法を取るんじゃないかと思います。全5話とか言ってましたが、なんだか6話になりそうな予感に密かに冷や汗を掻いております……。

>むさぴょん様 

>むさぴょん様

ですよね、私もそう思います(笑)!
でもチャレンジしちゃう天然琴子ちゃんと、つけこむ大魔神。
この後どうなるのか、エロ神様のみぞ知るのです。
恐るべし、エロ神様!
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