*初恋*

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 バカップルに巻き込まれた男-後- 入江直樹を知り隊-2-
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「長編」
入江直樹を知り隊

入江直樹を知り隊-1-

 
 バカップルに巻き込まれた男-後- 入江直樹を知り隊-2-
入江直樹を知り隊-1-


超下ネタです。
上品なお話(ここにはそもそも、そんなもんありゃしませんが・笑)をお求めの方は見ちゃダメですよ~!
多分、全5話くらいだと思います。





 ここは斗南大学病院の、職員食堂。
 ガヤガヤ、ざわざわと賑やかなその一角で、看護師数人が集まっている。
 あたしでしょ、モトちゃん、智子、啓太、真里奈。真里奈にひっついて船津くんの姿まである――早い話が、いつもの顔ぶれ。
 こうして揃ってご飯を食べるのも久しぶり。
 何となく学生気分に戻れたような気がして、なんだか楽しい。
 お気に入りのかつ丼がもっと美味しくなるような気がする。これで入江くんがいれば完璧だったのになぁ。
 そんなことを思いながら食べていたら、あたしの前に座ったモトちゃんが呆れたように言った。

「まぁったく……なんか子供っぽいのよねぇ」
「むご?」

 なにが?
 口をもこもこさせながら首を傾げると、あたしの隣の真里奈がうんうんと頷く。
 
「入江さんってロリ?」

 し、失礼な!
 ってゆーか、入江くんとあたしは同い年だし!

「なんでそうなるのよ!」

 驚いてそう言うと、だって、と真里奈は肩を竦めた。

「童顔、ぺちゃぱい、中身が子供。実年齢の問題じゃなくってさ。余所見もしないでこんな子供みたいな琴子オンリーなんだもん」
「入江くんは誠実なの!西垣先生と一緒にしないでよ」
 
 そうよ、入江くんは結婚の誓いを破るような人じゃないんですからね。
 あたしが胸を張ると、今度は智子が頷いてくれた。ああ、智子が天使に見えてくる。

「それに、入江先生は琴子さんにしか勃たないのよ?他の人の意味ないじゃない」
「あっ、そっかぁ」

 ぶぶーぅっ!!!
 ななな、なんてことをっっ!
 智子の羽が黒く染まってく気がする~~~!!
 飲みかけの水を吹き出しそうになり、あたしはゲホゴホッと咽た。
 真里奈も納得しないでよ!
 すると、今度はモトちゃんがついっと顔を寄せてきた。

「ね、ね。入江先生って……どうなの?」
「何が?」

 モトちゃんが何について知りたいのか本当にわからない。
 まぁ、この流れで行けばろくなことじゃないんだろうな、とは思うけど。
 問い返すあたしに、モトちゃんはわざとらしく人差し指を左右にちっちっちと振った。

「だ・か・ら!入江先生のサイズ。大きいの?小さいの?」

 ごふぁっっ!!!
 あたしはテーブルに突っ伏した。かつ丼、食べ終わっててよかった…。

「あ、それ私も知りたいわ。琴子さん、どうなの?」
「ど、どど、どうって……そんな、あたし」

 なんて答えたらいいの!?
 もう日本語も出て来なくって、あたしはパクパクを口を動かすだけ。
 啓太がため息をついてるのが見えて、そんな暇があるなら助けてよって思ってた。

「気になるのよね~。天才外科医の下半身事情!あれで小さくてしょぼかったら笑っちゃうし、やっぱり理想は…ねぇ?」
「そうそう。でも、こんなの琴子しか知りえないのよね」

 皆が、すっごーく遠い世界の人に見えてきた…。

「で、琴子が見た感じどう?」
「ど、どうって言われても……わかんないよ」
「なんで!」

 だって、あたしの比較対象はお父さんだもん。それも、お母さんが生きてた頃までだよ。お母さんが亡くなってからはお父さんは仕事がもっと忙しくなって、あたしは一人でお風呂に入ってたから。
 それに、そうでなくたって小学生高学年近くなれば、お父さんとはお風呂に入らなくなるでしょ。
 そう答えると、モトちゃんがぽんっと手を叩いた。
 なによ、そのわざとらしい漫画ちっくな動きは…。

「琴子、さては入江先生が最初の男ね!?」

 ふんぎゃっ!!
 あたしはまたも机に顔からごっつん!した。
 も、もうやだ…顔上げたくないよぅ。
 
「そっかー、それじゃ比較対象がないのも仕方ないわねぇ」
「あら、じゃあここにおしぼりがあるわ」

 智子が笑顔でおしぼりを出す。
 …?
 おしぼり……が、なんだっていうの?
 あたしが首を傾げていると、智子がうふふっと可愛らしく笑って、とんでもないことを言った。

「再現できるじゃない」
「……」

 何を?って聞いちゃダメなんだよね?
 それって、これで入江くんのアレを再現しろってことなのよね?
 って―――できるかそんなことをぉ~~~!!!!!
 真っ赤になって再び突っ伏すあたしが不憫になったのか、ここに来てあたしの味方が現れた。

「お前らいい加減にしろよ。どうだっていいじゃねーか、そんなこと」
「啓太、よく言ってくれたわ!」

 あたしは思わず啓太を褒めた。入江くんを挑発したり、過去とんでもないことの原因にもなってしまった啓太だけど、今この瞬間、あたしは全てを許すっ!(いやまぁ、そもそも啓太のせいだなんて思っちゃいないんだけど。)
 
「そうですよ。大体、そんなものは個人差があることで……」
「船津くんも、たまには役に立つじゃない!」
「たまにはって、琴子さん酷い」

 うっ…だって、いつも入江くんへの競争意識バリバリなんだもん。役に立つとか立たないとか、そういう次元で見たこともないんだけどね。
 ともかく、あたしは思わぬ味方を得てようやく水を得た気分だった。
 だというのに、その水はちょびっとしか与えられていなかったらしい。もしくは、モトちゃん達の勢いがすごくて吹っ飛んでしまったと言うべきか。

「そう言う啓太から見てどうなのよ」

 モトちゃんのその問いに、あたしはぎょっとして啓太を見た。
 い、入江くんをそんな目で見ていたの!?啓太!!
(余談だけど、モトちゃんは心が女の子だから女子トイレを使ってるから知りようがないのよね。)

「は?なんで俺があいつのそんなもん知ってんだよ」
「トイレで見ないの?」
「見るわけねーだろ!!!」
「じゃあ、慰安旅行では?お風呂入ったでしょ」
「あのな……」

 がっくりと啓太が項垂れた。
 それを船津くんが援護する。

「あなたたちが言ってるのは使用時でしょう?僕たちがそんなのを見る機会があるわけがないじゃないですか」

 そ、そうよ!
 金ちゃん達は「男の話や~」なんて言って大きさ比べをしたとか自慢してたけど(知りたくもなかったけど…今考えてもサイテー)入江くんがそんな馬鹿なことするはずもないし。
 船津くんや啓太が知ってるはずないじゃない。

「…そっか、それもそうね」

 真里奈、ようやく納得してくれたのね……。
 と思いきや。

「じゃあ、やっぱり琴子さんに聞くしかないのね」

 えええ、どうしてそこに戻っちゃうの!?
 あたしはぶんぶん首を横に振った。

「だからわかんないって!普通だと思うよ、普通!」
「アンタ、そんな面白みのない答えであたし達を誤魔化せると思ってるんじゃないわよね?」

 うえぇ~~ん、モトちゃん怖いよ~…まるでスケ番みたいだよ…。
 比較する相手が他にいないって言ってるのに、どうしてまたここに話が戻ってきちゃうのよ~…。
 
「きゅうり?なす?大根?」
「ふぇ?」
「んっもう、察しの悪い子ね!野菜に例えるならよ!」

 …今日、お義母さんが「お夕飯は麻婆茄子よ!」って言ってたけど、食べられなくなりそうデス。
 っていうかわからないって言ってるのに。

 と、そこへ救いの神様登場!!

「琴子」
「入江くん!」

 入江くんに会えたらいつだって嬉しいけど、今日は特別嬉しいよ~~!
 モトちゃん達を見れば、さすがに本人を前に聞く勇気はないのか、あらぬ方向を見たり素知らぬ振りをしている。
 …ついさっきまで恥ずかしいことを話してたくせに、この変わり身の早さったらすごいわ。
 
「みんなが苛めるの!」
「はぁ?どうせお前がヘマしたんだろ」
「今日は違うの!みんなが入江くんの大きさ知りたいって」

 あ、馬鹿琴子!という真里奈の声がした。
 啓太と船津くんの、深い深~いため息も。
 だって事実だもん。あたし、すっごく困らされたんですからね。許さないわよ!
 入江くんにちゃんと怒ってもらうんですからね!

「ふーん、俺の…ねぇ?」

 入江くんがクスッと笑った。
 あれ?怒らないの?

「普通に夫婦生活が送れてるんだから普通に決まってるだろ」

 なるほど、そう答えればよかったのね。
 変に慌てたり恥ずかしがったりするから、モトちゃんや真里奈、智子にからかわれちゃうんだわ。
 さすが入江くん!
 あたしは「来い」と呼ぶ入江くんについて行こうと、トレイを持って席を立った。
 全く、今日は酷い目に遭ったわ。
 あたしはその瞬間まで、今日の困った出来事NO.1はこの事だと思っていた……だけど。

 
 数歩先を歩く入江くんが、何を思ったのかぴたりと足を止める。
 どうしたのかな?

「そうそう、普通のは破れるから使えないんだ。そこだけかな、ちょっと違うのは」

 …??なんのこと?
 あたしは本当にわからなかったんだけど、他の人はわかったみたい。
 首を傾げるあたしとは違い、ぎょっとしたように目を剥いて驚いたり、赤くなったりしている。
 本当にどうしたんだろう。入江くんは何のことを言ってるの?
 
「ねぇ、入江くん――」

 問い質そうとしたあたしだったけど、入江くんがまたさっさと歩き出してしまったから、仕方なく言葉を飲み込んで後をついて行く。
 食堂がその後大騒ぎになったことは、あたしはちっとも知らなかった。








いや、気になるんじゃないかなぁ、と(笑)。



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こんばんは 

新作up(しかも全5話予定!)ありがとうございます!
普通のが破れる…ってのは、かなりのサイズとしか思えません(笑)モトちゃんたちが興味深々なの分かるなぁ。私もどんなだか見てみたいので(笑)
それにしても、入江クン、なかば『俺のはデカイ』宣言ですよねぇ。あははっ!アッパレ!!

智子ちゃんったらっ!笑 

新作更新ありがとうございます。
やっぱり、miyaco 様、海ガメの如く、どんどんお話を産み出して下さるのですね!
今回は、なにげに一番大胆(私はそう思ってます)な智子ちゃんの発言に笑いましたぁ~。おしぼりでって・・・智子ちゃん、「カワイイ顔した堕天使」なんだから~笑
こ、こ、こらっ、入江くん、そんなこと、答えちゃダメっ!ここ、食堂~!「何処ならいいんだ?」って、入江くんなら言う?笑 だって、入江くんには羞恥心無いものね~笑。おしぼり、見ちゃうでしょ~爆笑。
続きも楽しみにしてます。

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>あやみくママ様 

>あやみくママ様

いやいや、コンドーさんを使えてないんですって(笑)!大きい人用(プッ)のってあるらしいですよ。私も生憎手に取ったことはないんですがw
あの芸能人もそうなんですか!?知らなかった…なんでそんなこと知ってるの、あやみくママ様(笑)!
琴子ちゃんきっついんですよ、ええ。腹八分目がいいのにねぇ、何事も。
続きもこのネタを引きずって参ります。このネタで5話行けるとは思ってなかったのでした~。

>おかき様 

>おかき様

ドストライクでしたか!よかった~♪
相変わらず下品ななっちゃなぁ、と呆れられるのではないかとドキドキしていたのです(^^;
このネタで続くんですよ~…大丈夫でしょうか?

私の頭の中……自分でも謎です。今現在は恐らく、イリコトで7割、母業2割、その他家事で1割ってところでしょうか。イリコトが占めすぎなのは間違いありません♪

>まぁに様 

>まぁに様

くいつきありがとうございます!!
シリアス書けよという声が聞こえてきそうですが、今はこういう脳内モードになってるようでして、ひっくり返っても書けないのです(笑)。
そうなんですよ、入江くんはそういう事情で使いたくても使えなかったのです!まぁ、今となってはそれでよしとか思ってそうですが(^^;

なすの料理ですか?あ~、では是非、琴子ちゃんと同じくピンクな気分で……って、駄目ですねそれじゃ(汗)!
続きもこのネタで参ります♪連休明けにアップしますね!

>ちぃ様 

>ちぃ様

このネタのまま突っ走りますよ(笑)ふふふ…。
天才って色々あると思うのですが、入江くんに限って言えば全て天才級。入江クオリティーはありとあらゆる分野で燦然と輝くのです☆

そして、職場でとんでもない話に花を咲かせる人たち(笑)
きっとそれに聞き耳を立てている人の中に、ちぃ様が混ざっているのですね!うんうん、わかりますっ。

>あけみ様 

>あけみ様

破れるって相当ですよねぇ……何が、とはあえて申しませんが(笑)。
モトちゃん達はファンクラブ会員ですから、色んなことを知っていたいんですよね!私も興味が……なんて(^m^)

入江くんはこんなところでも羞恥心がなく、堂々とデカイ宣言なさってます。
恐るべし、天才!

>REE様 

>REE様

ウミガメほど貴重なものではありませんが(笑)なんとか生み出せました~♪

智子大胆ですよね。私もそう思います。今回暴走している彼らのアクセルは、間違いなく彼女です。ま~遠慮なく踏み込むこと、踏み込むこと!
琴子ちゃんノックアウト寸前ですよ(^^;
入江くんのあの発言の後、みんなおしぼりを見て「……」と沈黙したことかと……気になりますよねぇ(笑)
続きもこのネタで突っ走りますので、よろしくお願いいたします!

>hitomi様 

>hitomi様

あはは、hitomi様からおしぼりを奪うとは、入江くんさすが!!
ハワイで使おうとしたんですかねぇ。それとも、その後かな……一応チャレンジして、早々に諦めてそうですよね(^m^)ププッ

琴子ちゃんは入江くんのそんなところ恥ずかしくて見られないし、ソレの大小なんて気にしたこともないと思います(笑)確かに、全ての基準が入江くんじゃ比べられたくないかも!!

あと4話、このネタに振り回される琴子ちゃん、果敢に挑む琴子ちゃんをお楽しみくださいね♪

>吉キチ様 

>吉キチ様

あはは、吉キチ様なら天敵登場のお話に食いついてくださると思っていました!だってあれ、吉キチ様の一言から生まれたお話なんですもん(笑)


怖いもの見たさのブラック隊……捨て身です。他の人たちは、聞き耳を立てて大魔神に立ち向かうブラック勇者隊を見守っているのです。
肝心の琴子ちゃんはわからない下ネタを、何の羞恥心もなくさらっと言えちゃうのが入江くんかと思うのですが、いかがでしょうか(笑)?
琴子ちゃんがわからないのがいいですよね。だってピュアだし、可愛いし!(それは関係あるのか…?)
この後もこのネタを引きずって琴子ちゃんが奮闘しますので、ぜひ見守ってあげてくださいませ♪

>紀子ママ様 

>紀子ママ様

ああっ、雑巾!雑巾お持ちしますね!?

入江くんの発言の意味がわからず、きょとんとする琴子ちゃん…可愛いですよね。この下ネタに赤くなるばかりで、ちゃんと答えられないところとか、入江くんも可愛いと思っていると思います。色ごとに手慣れた琴子ちゃんなんて、彼は見たくないでしょうし……いや、自分が教えたことを忠実に実行するのは好きだと思うのですが(笑)

これからもっと琴子ちゃんが振り回されますので、ぜひ応援してあげてくださいませ(^^)
だって、このネタで5話行きますから!

>むさぴょん様 

>むさぴょん様

おおっ、さすが天才のプライドをかけた言葉の爆弾!
むさぴょん様の眠気を吹き飛ばすところだったのですね(笑)

この後もこのネタで、このテンションで続きますので、眠る前はご注意くださいませ~☆
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