*初恋*

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 Lip to love バカップルのMerry Christmas
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「二次創作」
短編

After that after use

 
 Lip to love バカップルのMerry Christmas
ひたっすら甘い、短い婚約期間のお話。とどのつまり、「Before→After」の続きです♪

バケツの用意が必須と思われ。
んー…ゲロ甘ってこういうの言うのかなぁ……当ブログでも1,2を争う気がします(^^;

クリスマスを前に甘い気分に浸りたい方向けです~。
(…なにせ、明日の更新分は……カギ付きな上に変態が出てきますからね……甘い気分に浸るなら今日の分のが正解かも…)

After that after use





「時々帰ってきたら、あたしが寝てても起こしてね。絶対起きるから、声、聞かせて…」

 そんな可愛いおねだりを残した婚約者を思い出す。
 深夜1時――自宅へ戻るハイヤーの中で、直樹は知らず口角を上げていた。






 時刻が時刻だからか、家は静まり返っていた。
 数日前まで、琴子と顔を合わせるのが辛くて敢えてこの時間に帰宅していて、そして薄ら寒さを覚えていたのだけれど。 
 出すべき勇気を出した結果、今はこの静けさが心地よい。不思議なものだ。
 直樹はとりあえず荷物などを自室に置くと、パジャマを掴んで部屋を出た。
 今日は久しぶりに、仮眠を取る程度に自宅にいられそうなのだ。それでも数時間後にはまた会社に向かうようだけれど、それは重樹と同じ時間で構わない。
 また明日からは会社に缶詰になるのがわかっているだけに、無駄にしたくなかった。
 直樹は簡単にシャワーを済ませると、足音を忍ばせて二階に戻る。
 しかし、今度は自室ではなく、琴子の部屋に直行した。
 あの可愛らしい声を忘れるはずがない。むしろ、それを支えに今日を乗り切った感すらある。


 寝ていることはわかっていたから、出来るだけ静かにドアを開ける。
 暗い部屋の中で、一箇所だけ明るい気がするのは錯覚だろうか。
 直樹は吸い寄せられるように琴子の眠るベッドを覗き込んだ。
 
「…おい、琴子」

 ぺち、と丸い頬を叩く。起きない。
 
「んむぅ…」

 ひく、と動いた鼻を摘んでみたが、それも駄目。代わりに閉じていた口が少しだけ開いた。
 間抜けと言えば間抜けな反応に苦笑し、直樹はベッドに座った。
 そして、その少し開いた琴子の唇に自分のそれを重ねる。
 抵抗がないことをいいことに、ゆったりと舌を絡めると、甘い味がする気がした。
 綺麗に並んだ歯列を舌でなぞり、口内を隈なく愛撫する。琴子の唾液をもらって、同時に自分のそれを送り込んで。体の内側からお互いに染めてしまえたらいいのに、と思う。
 やがて息苦しくなったのか、琴子がうっすらと目を開けた。

「いりぇくん…?」
「…ただいま」

 そう言うと、琴子がふにゃりと笑った。
 大きな目が優しくまろんで、喜びが滲み出ているようだ。

「おかえりなさい」
「悪いな、起こした」
「ううん…起こしてって、お願いしたのあたしだもの……嬉しい」

 くすくす笑う琴子の顔の脇に両肘をつき、直樹も笑う。
 ぴたりと額を合わせると、二人の笑うリズムが重なって少しくすぐったかった。
 
「今日はお家で眠れるの?」
「ああ……だから、入れてくれよ」
「…へ?」
「寒い。湯冷めしそうだ」

 11月も半ばを過ぎ、いい加減シャワーだけでは肌寒い。わざとらしく直樹が震えて見せると、琴子は戸惑いながらもベッドの端に寄った。
 寝ぼけているのも便利なものだ、と直樹は思う。
 よくわからないでいる琴子に付けこみ、直樹はするりと琴子のベッドに体を滑り込ませた。
 琴子からすれば、話が終わるまでのことと思ってのことだったのだけれど。
 直樹は琴子の頭の下に腕を入れると、ぴったりと寄り添うように抱き寄せた。

「い、入江くんっ?」
「しーっ!裕樹が起きるだろ」
「でででで、でもでも」
「…何もしないよ。ちゃんと、結婚するまで待つから」

 途端にガチガチに緊張した琴子を見下ろし、直樹は苦笑する。
 それがどれだけの忍耐を必要とするかはあるにせよ、大事にしてやりたい気持ちは嘘ではない。
 ただでさえ、恋人である時間が短すぎるのだ。かといって、結婚式の後までも我慢していられるかと問われるとその自信もないのだから、この2週間、琴子に歩調を合わせてやるのもやぶさかではなかった。
 直樹がはっきりと宣言したことで安心したのか、琴子は少しだけ体の力を抜いて、直樹を見上げる。
 細い指で直樹の肩に触れ、パジャマをきゅっと掴んだ。
 直樹もまた、いつになく優しく琴子を見ていた。包み込まれるような感覚がくすぐったくも嬉しくて、琴子は自然と甘えることができた。

「ドレス、楽しみにしててね」
「馬子にも衣装?」
「またそういうこと言う。可愛いのよ。おばさんが色々見立ててくれて…やっぱりおばさん、趣味いいよね」
「…どーだか……」
 
 琴子の眠るこのベッドを見る限り、フリフリの乙女チックなテイストが好きなのは間違いないけれど。
 直樹の感性に合うかと問われると、至極微妙な気がしないでもない。
 直樹は琴子の長い髪を手で梳きながら、他愛ない話をする琴子の顔にキスを落としていた。

「んっ…くすぐった……」
「ほら、ちょっと上向け」
「ええ~?」

 くすくす笑う琴子の顎を捕らえ、直樹は指で琴子の唇をなぞった。その意味を理解したのか、琴子の目が潤む。
 逃れられない直樹の腕の中で、琴子はそうっと目を閉じた。
 つい先日教えてもらったばかりの、恋人のキスが降って来る。
 教えられたままに小さな舌を差し出す琴子を、直樹は可愛いと思う。満たされていく独占欲が心地いい。
 ちゅ、ちゅ…と繰り返される音に、琴子が小さく体を震わせた。
 直樹は腕枕にした腕で琴子の頭を固定して、空いた手で琴子の華奢な体を弄る。肩甲骨の間をなぞると、琴子がぴくっと震えた。

「…やんっ」
「琴子……ほら、ちゃんとして」
「あ…」

 直樹の差し出した舌を、言われるがままに吸い上げる。琴子は頭全体に霞掛かった気がして、とろんと目を細めた。
 ぴちゃ…と濡れた音がするけれど、どこか遠くの世界のことのような気がする。
 直樹は琴子のパジャマの裾から手をいれ、滑らかな背中を直接撫でた。
 稜線をなぞるように触れ、力の抜けた華奢な体を隠すパジャマの前を寛げる。
 唇から頬、首へとキスを移し、直樹は丁寧に舌で辿っていった。
 痕を残したかったけれど、下手にそんなものを残すと今はまずい。ドレスのこともあるし、紀子の暴走も懸念された。
 それでもどこかに…と考えて、直樹は胸の下部に痕を残す。ここならドレスでも見えない。
 赤くなったそこを丁寧に舌で擽り、直樹はまた琴子の肌にキスを落とした。

「……琴子」
「んっ…」

 キスを促すと、琴子は大人しく従う。
 ぴったりと隙間なく抱き合って、直樹は目を閉じた。
 重なり合ったままの唇から、どちらからともなく寝息が漏れる。
 お互いの肌のぬくもりの中、二人はいつしか寝入っていた。





          **********






 ―――数日後。

「社長!特効薬はもう来ないんですか!?」

 重樹は数人の秘書に詰め寄られていた。
 隣接する社長代理の使用する部屋からは、冷たい冷た~~い空気が流れてきている。これなら夏でも冷房いらずで済みそうだ。
 つい先ほども、愚にもつかない企画書を平気で持ち込んだ営業部の数人が、真っ青になって出て行ったばかりだった。
 そんなものを持ち込む方が悪いとは思えど、先日の特効薬効果を見てしまうと、二度目を期待してしまうのも無理もない。
 
「いやぁ~…今日はどうかなぁ」
「連絡をしてみてください!10分でも、5分でもいいんですから!」
「う、うむ……」

 どうやら、あの特効薬の効果は良くもって数日らしい。
 結婚式まで後1週間を切った今、定期的にスケジュールに組み込んでもらおうかな、と真剣に考えてしまう重樹なのだった。



 END



裏でもなく、表における甘々のラブラブ…これ、書いててすっごい楽しかったです♪
なんせ原作がこの期間をあっさり終了されているので……妄想補完するしかなかったんですよね。
この期間に喧嘩をしなくても、入籍問題やら嫉妬騒動やらで結婚後もバタバタする二人ですから、婚約期間中くらいはひたすら甘いといいな~と思っています。
危うく調教師入江が顔を出し、本番までの寸止めでとんでもないことをしでかしそうだったんですが、そこは我慢してもらいました(笑)
やっぱり、ハワイの夜に全部最初がいいかな~って。据え膳食らう入江くんからすれば、とんでもないんでしょうけども(^^;
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~ Comment ~

さすが 

直樹ってば我慢強いね

琴子との二人一緒の布団で甘いキス!よく我慢したね
この先は琴子の決意が固まってないと 泣かせちゃいますね。
優しい甘い直樹もいいわー 惚れ直したわ(#^.^#)

 

何もしないよ・・・ってわりには、少しはしてるね!
まぁ、琴子の許容範囲ならOKか~?
琴子・・・恋人のキスもちゃんとたしなむようになったのですね。
天才な先生のおかげかな?超いい雰囲気~!
しかし、会社では相変わらずで・・・
琴子を常備しとかないとダメですね。

明日のお話の告知がありましたが・・・
どんな風な変態さなの?早く読みて~っ!と思ってるのは私だけではないはず!

>さくら様 

忍耐の人…ですよね。このくらいの男にとって、それがどのくらい厳しいものなのかは想像でしかありませんが、直樹ならば…と思っています(笑)
バレンタインの夜だって、結局耐えたんですもんね!
琴子にとっては(というか、琴子にだけ!?)優しい直樹だといいな~、素敵だよな~って妄想です♪
コメントありがとうございました(^^)

>たーくんママ様 

そこはほら、なんだかんだ言ってもまとまったばかりのカップルですから(笑)ってことで!
琴子もキスくらいならOKな気がしてます。数数える余裕があるくらいだし♪
天才の手にかかれば、きっと恋人のキスもあっという間に習得できる…それかもしくは、習得できるほどそれだけは繰り返していたのかもしれないな、とか妄想しています(^m^)ムフフ
入江くんの隣には琴子常備、ですか(笑)!そのうち、女子社員がマスコット作って置いていったりして!?

明日のお話は、カギつくはなんかもう、書いててぷって吹きだしてしまったりするような、頭の中にピンクな虫がわいた私が仕上げただけあって、ツッコミところが満載な感じです。でもラブラブなのでアップしちゃえ!という強行作品……イブになったらアップしますので…。見るのは背後にご家族のいない時がオススメです(^^;
お時間がありましたら見ていってくださいませw
コメントありがとうございました!

甘緩 直樹 

     こんにちは
 秘書の方希望の特効薬は、缶詰させるより、僅かでも帰宅させた方がとも思いましたが・・・ 結婚まで待つと決めたから、悶々として逆効果にもなりそうなぁ・・・エヘヘ

 大人のKissでの起こしで大人を醸し出すも、顔を イタズラっぽく遊ぶ起こしに少年ぽさを残し・・琴子の寝姿でもお顔が緩みぱなしのようなぁ・・・

 上半身隈なくkissで琴子を感じ・・・自分の琴子の為の印の痕・・・やっぱ寝てる琴子にするより、起きてる琴子にして、 琴子を全身で感じたいですよねぇ・・・。 でもあまりやり過ぎると、理性がとんじゃうのでは
甘ったるい直樹も 好きです。

 明日予告・・・変態って・・・誰だろうと勝手予測たててお待ちしてます。 

>吉キチ様  

帰宅して体は休まっても気が休まらないのと、どっちがいいのか…なかなか悩ましいところですよね(笑)
琴子がいればどこでもいいんじゃないの、と身も蓋もないことを思ってみたり…♪
何せ結婚後も一筋縄ではいかない二人ですので、婚約期間中くらい、誰にも邪魔されず、短い短い恋人時間を楽しんでくれていたりするのかな、と考えると楽しくてなりません(^^)
琴子がドジしても「バーカ」と言いつつ目は優しい、とか。
甘々直樹を楽しんでいただけて、嬉しいです♪

明日の変態は……もちろん……ですよ。ええ。ドン引きしないでくださるといいな…と密かにサンタさんに願っています(笑)
コメントありがとうございました!

拍手お返事 

>紀子ママ様

私も、妄想してる時間以外は大掃除でぐるぐるです(><)そのせいか現実逃避が楽しいこと楽しいこと…年始のお付き合いも、ず~っと逃げていたいくらいです(笑)
我慢に我慢を重ねた入江くんですので、結婚後は猛獣、野獣…色んな方が面白いものをつけてくださるのですが、とにかく琴子を可愛がりまくるんだと思います♪
そんなイリコトが大好きなのです~(^^)
コメントありがとうございました!


>naotti3様

書こうかな、どうしよっかな~と迷っていたところだったので、naotti3様に背中を押されたら、もう楽しみながら書くことができました♪ありがとうございます!
入江くんのことですから、ママに気づかれる前にリビングに下りてそうだなとは思うのですが……見られるのもいいですね(*≧m≦*)ププッそれで写真撮られちゃって、披露宴で流されたり!
結婚後も、特効薬出動してるかもしれないですね。秘書課の人たちは、必死に重樹パパにお願いしたんだと思いますが(笑)確かに入江くんが気づいたら怒りそうです(^^;
コメントありがとうございました!



>TOM様

お疲れ様です~!&おかえりなさい!
リアル行事面倒ですよね。それすっごいわかります。私は目下、年明けの親戚まわりが面倒で面倒で…!
お年玉…もらうのはいいけど、配るのがね…(--;
私の脳内では、原画で脳内補完されてますよ(笑)!あの、鴨狩の仲直りの後の感じで、琴子の顔を入江くんが両手で包んでるイメージです♪
天然小悪魔ちゃん、確かにマヤにも当てはまりますね!社長はもちろん振り回されまくってるしwwwwwヘソ見えセットアップ…タオル地でもいいけど、季節的にはあのもこもこ素材が捨て難い…!青い入江がどうでるか、妄想してみます☆今日の夜の妄想決定~(笑)!!
コメントありがとうございました!
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