*初恋*

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 Hallucination バカップルのキスの意味
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「二次創作」
短編

Unjust suspicion

 
 Hallucination バカップルのキスの意味
西垣vs直樹 です~。

Unjust suspicion 邪推…って翻訳ソフトで出てきたんですけど。
西垣先生の行動の8割はそこからスタートする気がします。もちろん、対入江くんのみですが(笑)



Unjust suspicion






 ドクターカンファレンスのために集った一室で、西垣が直樹に絡んでいた。
 他にもお偉い教授陣が居並ぶ中なので、直樹は至極迷惑そうだ。しかし、騒いで注目を浴びたくない気持ちの方が大きいのか、適当に流していた。
 
「な~、入江~、お前休みの度に琴子ちゃんいじめ過ぎてるだろう?」
「…言いがかりです」
「またまた。桔梗君から聞いたよ?休日明けは、琴子ちゃんの足腰が特に弱ってるって」
「気のせいでしょう」

 あれこれ絡んでくる西垣に対し、直樹の答えは素っ気無い。
 しかし、直樹が意識する以上に教授陣の興味を引いているのは間違いなかった。
 聞いていないフリをして、実のところ、居並ぶ全員が二人のやりとりに聞き耳を立てていたのだ。
 
「そうかなぁ?僕も見るけど…琴子ちゃんの首とか、足とかにお前が付けた…」
「暇なんですね」
「忙しいよ、僕は。お前が見せ付けるみたいに痕つけてるからだろ」
「そんなことしてません」

 そうか、今度さりげなく入江くんを見てみよう―――教授たちはそう思う。

「なぁなぁ、ぶっちゃけどのくらいやってんの?」
「悪趣味です」
「一回?二回?いや、そんなもんじゃ足腰が弱ることはないよな。お前もまだ若いし…三回くらい?」

 直樹がため息をついて、西垣を睨む。
 だが、それで慄くような西垣ではない。

「お前ムッツリっぽいもんな。琴子ちゃんがへばっても襲い掛かってると見た…違うか?」
「……」
「そうだなぁ。俺の読みだと…」
「いい加減にしてください」

 ぎろっ!と特に怖い目で睨まれて、西垣は肩を竦めた。琴子ネタでからかうのは、今はこのくらいにした方がいいらしい。
 西垣は諦めて直樹の隣に大人しく座った。
 直樹は相変わらず澄ました顔でカルテを見ている。
 何とかこの顔を崩してみたい、というのが西垣のささやか~~な願いなのだが、未だに叶えられたことはない。
 今日も駄目だったか、と頭の中で作戦を練っていると、小さな声で西垣先生、と呼ばれた。
 直樹だ。
 見ているのがカルテだったので、西垣も仕事モードで応える。

「…です」
「は?」
「休みの前日帰宅してから、あいつが仕事に行く2時間前までですよ」
「…なっ!!??」

 もはや、回数などではない。時間なのか!!
 西垣はあんぐりと口を開けた。へばっても襲い掛かる、なんて可愛いもんじゃない。
 それは、出勤してきた琴子の足腰がボロボロなわけだ。西垣だってソレが嫌いなわけもなく、むしろ好きなほうだとは思うけれど、それにしたって限度がある。
 
「お前それは……琴子ちゃん、文句言わないのか?」
「聞いたことないですね」
「言わせないだけじゃなく?」
「さあ?」

(若さか!?いや、僕だってまだまだ……入江がおかしいんだ!)

 すかした顔でとんでもないことを言い放ち、顔色一つ変えずカンファレンスに臨もうとしている男は一体何者なんだろう。同じ人間だろうか?

(入江…恐ろしい奴!)

 


            *********





 数日後。

「に、に、に、西垣せんせーい(怒)!!!」

 廊下を走るな、と直樹に常々言われているにも関わらず、琴子が廊下の端から西垣に向かって突進してくる。
 琴子に向かってこられるなら大歓迎!と思っている西垣でも、その勢いが修羅場を想定させるようなものとなると話は別だ。
 壁にべたっと張り付き、琴子をやり過ごそうと試みる。
 しかし、本当の猪ではない琴子は、西垣の前でぴたりと止まって睨んできた。

「い、入江くんに何言ったんですか!?」
「別に何も…」
「嘘!だって、入江くんが…」
「入江が?」
「教授が西垣先生との話を聞いてて…す、スローセックスを勧めてくれたからって……」

 もごもごと、琴子が顔を赤くして言う。
 なんとなく、西垣は事情が飲み込めてきた。つまり、先日のドクターカンファレンスの際のやり取りを教授陣が聞いていて、その中の一人が(恐らく平松教授だろう)直樹にスローセックスを勧めたということか。
 だが、話を聞かれて恥ずかしい思いをした、というのは詰られても無理はないと思うが、それ以外は琴子にとっても悪い話ではないはずだ。
 それとも、実は夜通し求めるのは琴子も同じなのか?と驚いていると、琴子がキッと西垣を見た。

「それで、入江くん実践するとか言い出して……けど、途中で飽きたとか言っていつも通りになって、でもやっぱり実践するって、その繰り返しで……ひゃあっ」

 かくん、と琴子の膝が折れる。
 なんと…ここまで走ってきたのは根性だったらしい。
 西垣は呆れた。もちろん、直樹に対してだ。
 あの話を聞かれた腹いせか何か知らないが――いや、本人がソノ気になったのが一番だろうけれど――いつも通り琴子を抱いたものの、あれこれ試すうちにいつもより濃厚な時間だった、ということだと理解したのだ。
 手を貸して立ち上がらせようとしたところで、西垣は廊下の向こうからビシバシ当たるきっつい視線に気がついた。
 琴子に差し出しかけた手が、ぴたりと止まる。

「何してんだ」
「入江くん…!」
 
 いつの間にか背後に来ていた直樹が、琴子の細い腕を取って立ち上がらせる。
 中途半端な位置で手を止めた西垣は、呆れた眼差しを直樹に向けた。その視線の意味をしっかり理解したのだろう。直樹が器用に片眉を上げる。

「俺は指導医の指導に従っただけです」
「ちょ、待て!俺はそんなこと指導してないぞ!?」
「そうでした?」

 なるほど、それで琴子が突進してきたのかと理解はしたものの、自分が原因というところは納得できない。
 憮然とする西垣に対し、直樹は余裕たっぷりだ。
 崩れた琴子を立ち直らせ、ナースステーションへと引き摺っていく。
 そして、ふいに足を止めると、表情を変えることなく言い放った。

「西垣先生には無理ですよ。お年ですから」
「なっ、そんなことはないぞ!」

 それは僕のプライドに関わる、とばかりに西垣が吠える。
 本当はまだまだ言い返し足りないようだったが、場所が場所なのでさすがの西垣も自重したらしい。それ以外の声が追いかけてくることはなく、直樹はスタスタ歩きながら鼻で笑った。
 
「入江くん、西垣先生ああ言ってるけど…」
「放っておけ」
「でも…い、いいのかな」
「じゃあ何?俺みたいに――で――を――して…」
「きゃあああ、言わないでっ」

 一体何をしたんだ、入江直樹。
 真っ赤になった琴子が、直樹の口を小さな手で覆う。直樹はその手を掴むと、にこりと笑った。
 それは過去何度も見てきた、琴子をからかう時の顔だ。直樹は琴子を職員用階段の影に連れ込むと、及び腰になる琴子に、直樹がじりじりと迫った。

「お前、今日すぐ帰って来いよ」
「ななな、な、なんで……?」
 
 それは聞くだけ野暮というやつだろう。
 直樹は沈黙で琴子をやり込めると、耳のすぐ下をきつく吸い上げてから離れた。
 薄く…とは到底言い難いそれに、にやりと笑う。
 琴子は慌てて首を押さえるものの、時すでに遅し。
 直樹は「じゃあな」とだけ言い残して、重たい金属製のドアを開けて病棟の廊下に戻っていった。
 後に残された琴子は、ヘロヘロと冷たい床に座り込む。

「に、西垣先生のせいだ…!」

 入江くんのバカ、ではなく、西垣に矛先が向いた。
 西垣がいれば、それこそ全力で否定しただろうけれど……。

「西垣先生のバカー!!」

 うわーん!!と続く雄叫びに、それが漏れ聞こえた廊下を歩く患者がぎょっとして足を止める。
 そしてその患者からナースステーションに相談(通報?)があり、西垣は意味もわからず看護師長に絞られるのだった…。




END





西垣先生いじめ…www
ご好評の「入江くん絶倫」設定で書かせていただきました♪
蛇足ですが、作中の西垣先生の台詞「入江…恐ろしい奴!」は、ガラカ○に出てくる月○先生のようなイメージでご想像ください。西垣先生にも似合ってる気がするwwwハンカチ&白目。
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miyacoさん、こんにちは。
いや~、絶倫入江のレベルは、西垣先生の想像をはるかに超えるレベルだったんですね!恐るべし!
そして今宵も入江から予約が入りました~!!
キャンセルはしてもらえそうにないね。
がんばれ、琴子!

>ピーチ様 

私なんて、書きながらニヤけているので家では変態扱いですよ(笑)!
何の自慢にもなりませんが。
琴子ちゃんがコケるのは、間違いなく5割は入江くんのせいな気がしてきました。
スローな入江くん……ネタにしておいて何ですが、実際どういうものなのかよく知らなかったりします(^^;
ちょっと調べてみようかな~…確かに、スローなものを実践しているところ、妄想したら楽しそうですもの!
俄然やる気になってきました~♪
ピーチ様の博識っぷりに敬意を表しつつ!コメント&ネタありがとうございました!

>たーくんママ様 

こんばんは!
西垣先生はある意味普通?な気がしています。突拍子もないことはしないというか……じゃあ入江くんは?って聞かれると、なんか「すごそう」としか言えないのですけど(笑)
入江くんから予約入ったら、琴子なんてますますミスしそうですよね。ガンバレ琴子!出勤の二時間前には開放してもらえるはずだからwww

 

ここまでくると 甘い時間って言うより
鉄人レース トライアスロン?! って感じで どんだけ体力あるのか入江!もはや呼び捨て(-_-;)
そりゃ教授も すすめるよスローセックス…
琴子頑張れ応援するよ、遠くから

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>吉キチ様 

こんばんは!
西垣先生の、思いついたらとりあえず突いとけ☆的なスタンスが大変ありがたい今日この頃です(笑)
絶倫攻め&スローは、琴子でもへろへろになりそうですよね(^^;
そりゃ西垣先生に怒りたくもなるって話です。ええ。
確かに、他の看護師さんに泣きついてそうですよね(笑)僕怒られちゃったんだよ~って。そういう状況を上手に使う才能はしっかりありそうですもんね!
そしてまた、別の機会に直樹に利用されると。ふふふwww

拍手お返事 

>紀子ママ様

ガッキーの余計な行動で、入江くんが美味しい思いをするのは定番ですよね♪(ガッキーからすれば、とんでもない定番でしょうけども)
きっと懲りずに入江くんに立ち向かって、返り討ちにあって……ああいう人には、どんな人がいいんでしょうね(笑)いつか彼も幸せになる日が来るんでしょうか。
あんまりにも不憫で(笑)そんなことまで思ってしまいます。


>naotti3様

入江くんは綺麗に隠してるだけで、かなり琴子に入れ込んでると思うので……このくらいの欲求は「当然」くらい思ってそうです♪
西垣先生がMなの、ありえますね!いや、入江くんにやられてる姿を考えると、そうでないとおかしいくらい懲りずに立ち向かってそうですし(笑)は!もしかして、入江くんに返り討ち→看護師長から大目玉→実は看護師長に怒られると快感☆とか……あわわ、すいません。妄想しすぎました(^^;



>TOM様

これが本来の(?)西ガッキーですよね!いやぁ、筆の進むことったらもう!西垣先生はこうでなきゃ~って思いながら、酷い目にあっていただきました(笑)
パジャマで起きた絵は~の案、私にも貸してください!それで脳内補完したい~wwww
入江くんは一体何回イッたんでしょうねぇ……スローと絶倫攻めとのW攻撃となると、なんだかすごそうですよね(^^;30分動かないんですってー、と教えていただいたんですが、30分入れたままじっとしてるなんて、入江くんに出来そうもないですよね(;´Д`)
TOM様とお話してから、西垣先生やらモトちゃんがしょっちゅうガラカ○キャラになりかけてしまい、PCの前で一人でぷっと笑っていますヾ(´▽`;)ゝ ウヘヘ
あの二人は似合うんですよね、月○先生…。

 

昨年は何事もなく過ぎた新型インフルエンザが先週末からパンデミックin我が家でおき、
私の憩いのひとときが・・やっとここに戻ってこれました(涙) ふぅ~

しょっぱなの『琴子ちゃんの足腰が特に弱ってるって』のくだりから
ついつい「それって普通おじいちゃんやおばぁちゃんに使う言葉じゃ~ん!」と一人ツッコミし、
笑ってしまいましたよ。絶倫入江くんのおかげで疲れが吹っ飛びましたww



>たらこ様 

ええええ、大丈夫…じゃなかったのですね!?お疲れ様でした!
母親は大変ですよね、そうなってしまうと。どんなに大変でも、最低限の家事ってどうしても逃げられないし…たらこ様は大丈夫ですか?無理なさらないでくださいね!
絶倫入江くんで疲れが吹っ飛ぶなら、も~ぜひぜひ脳内で再生してください(笑)www
確かに「足腰が特に弱ってる」あたりは、80代の年配の方に使う言い方ですよね…wwww
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